2021.03.16
お知らせ金属3Dプリンターの導入効果!【新製品を造れるようになった!】
こんにちは。
株式会社タカノです。
今回は精密板金加工の会社が金属3Dプリンターを導入した効果についてご紹介します。
【金属3Dプリンターの導入効果!新製品を造れるようになった!】
金属3Dプリンターとは、その名の通り金属製品を造ることが出来るプリンターです。
一般的な造形方法は、材料である金属粉へレーザーを照射し、金属粉を溶融させて一層づつ造り上げる金属積層造形です。
精密板金加工の会社が金属3Dプリンターを導入した効果、それは「新しい製品を造形できるようになったこと」です。
【従来のものづくりは”少品種大量生産”が得意】
ものづくりの基本的な考え方として、少品種・大量生産が効率的であると言う考え方があります。
同じものを造り続けることにより、設備の稼働率・作業者の習熟度が上がり、効率的な生産が可能となります。
反対に「異なるモノを少しづつ造る」ことは、設備の稼働率・作業者の習熟度の向上の視点から、効率が悪くなります。
また「金型を用いて金属製品を造形する場合」など、初期投資が必要な場合は、一定量を生産しないとコストの回収が出来ないと言う問題も発生します。
【金属3Dプリンターは”多品種少量生産”が得意】
金属3Dプリンターは3DCADデータさえあれば、造形が可能です。
上述した金属積層造形により、多品種・少量生産が得意です。
「必要な時に、必要なモノを、必要な数だけを造りたい」。
このようなシーンでは金属3Dプリンターが活躍します。
【新しい製品を造れるようになった】
従来の精密板金加工では、大量生産を前提とした製品を造っていました。
金属3Dプリンターの導入により、現在では「1個だけ造りたい」というニーズに応えられるようになりました。
そして、これまでは受注が出来ていなかった、研究用部品・外観確認用サンプル・美術品など、新しい製品も造ることが出来るようになりました。
【新製品の事例:アート作品】
具体例としては、これから5点の美術品をご紹介させて頂きます。
いずれも、従来の精密板金加工では、造形することが出来なかった形状です。
アート作品①「輪」
金属3Dプリンターで造形した不思議な輪。内部の輪が取れることはありません。
部品の一体化造形。金属3Dプリンターの強みです。
アート作品②「ハニカムりんごイチゴ」
金属3Dプリンターで造形したイチゴとりんごをモチーフにしたオブジェ。
内部をハニカム構造にしています。
内部の中空化。空間の設計。金属3Dプリンターの強みです。
アート作品③「ヒートシンクコンセプトモデル 波」
金属3Dプリンターで造形したヒートシンクのコンセプトモデル。
波をモチーフにしました。表面積upによる冷却性能の向上を狙っています。
複雑形状の造形。金属3Dプリンターの強みです。
アート作品④「BOU」
金属3Dプリンターで造形した如意棒をモチーフにしたオブジェ。
一回のプリントで造形しています。
部品の一体化造形。金属3Dプリンターの強みです。
アート作品⑤「ステンレス玉」
金属3Dプリンターで造形したステンレス製のFINボール。表面をバフ研磨で鏡面仕上げにしました。
複雑形状の造形。金属3Dプリンターの強みです。
以上、精密板金加工の会社が金属3Dプリンターを導入した効果として、新しい製品を造れるようになった事例をお伝えさせて頂きました。
最後に、この作品たちを動画に収めたのでご紹介させて頂きます。ぜひ”動き”もご覧ください。
ご覧頂きありがとうございました。
株式会社タカノ